ココン、産総研とセキュアなデータ利活用の実現に向け共同研究を開始 ~“高機能暗号用いた社会課題の解決”を研究テーマとして、金融やヘルスケアなどの領域を中心に社会実装を目指す~

ココン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:倉富佑也、以下「ココン」)は、国立研究開発法人 産業技術総合研究所(東京本部:東京都千代田区、理事長:中鉢良治、以下「産総研」)と、2022年3月までの期間“高機能暗号用いた社会課題の解決”を研究テーマに共同研究を実施します。

本共同研究は、高度な機密性が求められかつ取り扱いの難しい分野におけるデータ利活用の推進を目指し、セキュリティおよびプライバシーを確保した上で情報の保有や処理を行う技術を活用してセキュアなデータ利活用の実現を図るものです。本共同研究において、ココンはこうした課題のユースケースの探索およびモデル化を、産総研は構築したモデルに最適な暗号技術の選定や設計をそれぞれ担当し、共同で社会課題の解決を目指します。
※高機能暗号:従来の暗号技術では実現できなかった様々な付加機能(暗号化したままの基本演算や検索)を実現する暗号技術。

 

近年、デジタル・ネットワークの発達とスマートフォンやIoT機器などの普及により、膨大かつ多種多様なデータが得られるようになりました。そうした膨大なデータは、企業にとっても競争優位を創りだすために重要なビジネスリソースのひとつとなっており、データ利活用による付加価値やイノベーションの創出が加速しています。2019年6月、一般社団法人 日本IT団体連盟の情報銀行推進委員会にて「情報銀行」の第1弾が認定されるなどパーソナルデータを利活用できる環境が広がり、ビジネスのターニングポイントの一つになっています。
一方で、個人情報漏えいやサイバー攻撃などが多発している現状から、パーソナルデータの活用にともなうプライバシー保護や企業活動における重要な経営情報などデータ機密性の確保は最重要課題になっています。
 
そこで、ココンは日本最大級の公的研究機関である産総研による暗号技術の選定や設計などの技術評価を適用し、セキュリティおよびプライバシーを確保したままデータの利活用を可能にする環境を構築することで、金融やヘルスケアなどデータの取扱いが難しい領域でのユースケースを検討し、モデル化します。産総研は、高機能暗号を用いた「クラウド上での秘匿性を担保した上での検索技術」、「秘匿化された機械学習エンジン(判定器)を用いたセキュアAI」、「秘密計算技術を用いて秘匿化された状態での統計処理」について、暗号技術の構築や安全性評価を行います。ココンは本共同研究によって、データ利活用を阻害する要因を取り除き、社会課題の解決を目指します。またこの活動を通して、来たるべく高度化されたスマート社会の到来を加速させてまいります。